もくじ
【プロフィール】
人間の名前 不明
身長 187cm
体重 86kg
趣味 酒風呂、水煙管(煙草)、舞踊
職業 万世極楽教教祖
数字 十二鬼月 上弦の弐
血鬼術 冷気発生
CV 宮野真守
㊗劇場版鬼滅の刃 無限城編 三部作決定🎉
【背景】
鬼舞辻無惨配下の十二鬼月の中でも、最強の上弦の鬼に属する一人であり、新参ながらも最古参の黒死牟(上弦の壱)に次ぐ“上弦の弐”の座に君臨している。
その証として左目には「上弦」、右目には「弐」の文字が刻まれているが、妓夫太郎・堕姫兄妹と出会い鬼にした頃(少なくとも113年以上前)は”上弦の陸”に位列されており、当時は右目に「陸」と刻まれていた。
作中で昇格が判明した唯一の鬼であり、降格したのは元下弦の陸の響凱のみである。
彼は常に柔らかな笑みを浮かべる気さくな好青年のように見えるが、その言動には人間性が欠けていることがうかがえる。
誰に対しても優しく穏やかに振る舞うが、感情が無いため相手の神経を逆撫でするような発言が目立ち、他者からの罵倒にも何も感じず、飄々とした態度を崩さない。
鬼には珍しい喫煙者であり、いくら煙草の煙を肺に入れても鬼であるため癌などの病になる心配が無く、人間よりも長く吸い続けられる。
本来なら競争相手としてしのぎを削る上弦の鬼達にも友好的に接しているが、無惨を含めた上弦の面々からは煙たがられている。
特に猗窩座とは「一番の親友」と称するものの相性は悪く、何か口にする度に殴られたり頭を消し飛ばされたりするが、鬼の再生力で元に戻り、何事も無かったかのように笑っている。
彼は玉壺から壺を貰ったことがあり、その壺に女の生首を生けて部屋に飾っていた。
再会時には玉壺の新しい壺を「綺麗だねぇ」と称賛しており、比較的仲が良かったことがうかがえる。
自ら『救済』して鬼の世界へ引き入れた妓夫太郎・堕姫との関係も良好であった可能性があるが、本編では描かれていないため不明である。
【万世極楽教】
彼の本性は虚無的かつ機械的であり、「愚かな人間達を救いたい」との使命感を持ち、幼い頃から鬼になるまで教祖を続けていた。
信者達の血と肉を喰らい、共に永遠を生きるという独特な価値観の下で食人を繰り返していた。
彼は「万世極楽教」の教祖夫婦の子として生まれ、虹色の瞳、白橡色の髪という特異な容姿と高い知性を持ち、「神の声が聞こえる特別な子」として神格化され、信者を集めるための「看板」として利用されていた。
普段見せる陽気で表情豊かな言動や「優しい教祖」の顔も、人間の感情を模倣した演技に過ぎず、高い知性を活かしてそれと気づかれないように振る舞っていた。
しかし、死の間際に「あーやっぱり駄目だ」と口にした様子から、人間の感情を理解したいという思いはあったようである。
単純な快・不快程度は感じているものの、喜怒哀楽といった人間らしい感情や共感性は無く、他人や自身の命に対して一切の執着が無い。
【生い立ち】
元は「万世極楽教」の教祖夫婦の子として生まれた彼は、虹色の瞳、白橡色の髪といった特異な容姿と高い知性を持ち、「神の声が聞こえるに違いない特別な子」として神格化され、勝手に祭り上げられた。
その後、神の子として信者を集めるための「看板」として利用されることになる。
しかし、当然のことながら神の声など聞こえるはずもなく、両親や信者の前では「神の子」を演じながらも、実際には「地獄や極楽は人間の妄想」「人間は死んだら無になるだけ」と冷めた無神論者となっていった。
神を信じていなかった彼だが、両親に与えられた『教祖』以外の生き方を見いだせなかったため、「愚かで気の毒な人間を救って幸せにしてやるのが俺の使命」と考え、教祖を続けていた。
彼の家庭環境はさらに悪化し、父親が信者の女に手を付け続けた結果、母親が半狂乱になり父親を滅多刺しにして殺し、直後に服毒自殺を遂げた。
しかし、彼がその凄惨な光景を見て感じたのは、両親を亡くした悲しみでも、愚かな両親から解放された喜びでもなく、「部屋を汚さないでほしいなぁ」「血の匂いが臭いから早く換気しなきゃ」という冷めた感覚であった。
【鬼へ】
20歳の時に無惨と出会い、彼を初めて出会った〝神〟として崇め、自ら望んで鬼にしてもらった。
それ以降、彼は『真の教祖』として愚かな行為に勤しむ人間達を苦しみから解放し、自らの一部として永遠の存在にしてやるという歪んだ「善行」を積み重ねていった。妓夫太郎と堕姫を鬼に変え「救済」したのもまた事実である。
鬼の人格はかつての記憶や人間性を元に非常に歪んだ状態で形成されるが、彼の場合は人間だった頃と何一つ変わっていないのが大きな特徴である。
鬼となって「信者を救済する方法」だけは変わったが、本質そのものはそのまま引き継がれており、生前の記憶を失っている大多数の鬼とは一線を画している。
しかし救済といっても共感性が欠落しているため、『救う』対象者の心中を配慮できず、無限城に連れてきた信者からは怯えて逃げられることもあった。
【感心事】
教祖として信者達からの相談を持ちかけられることも多く、彼は「もっと金が欲しい」「出世したい」「誰それが好き」といった欲望に身を持ち崩す様を馬鹿馬鹿しく思っていたが、同時に感情の欠落した自分にはない人間の行動に興味を持っていた。
そうした好奇心からくる〝人間観察〟は、何にも楽しみを見いだせない彼にとって数少ない娯楽であった。
彼は女、金、地位、そして無惨に与えられた「老いず、傷つかず、病にもかからない」不死身の肉体に対しても何も感じられなかったため、相手を替えながら子供のような恋愛ごっこを続けていた。
そしてこの経験の積み重ねが、最期の感情への気付きに繋がったのかもしれない。
【血鬼術】
粉凍り
自らの血を凍らせて霧を発生させ、その霧を吸った者の肺は壊死してしまいます。童磨の基本技です。
蓮葉氷
粉凍りを応用した、扇を使い舞い散らせる技です。蓮の花のような氷を発生させます。
蔓蓮華
氷の蔓を四方八方から伸ばし対象を拘束する技です。
枯園垂り
冷気をまとった二つの扇子を連続で振るい氷柱を生み出します。
凍て曇
冷気で煙幕を発生させます。周囲や眼球を凍結させ視界を奪うことも可能です。
寒烈の白姫
2体の氷像が凍結させる息を発生させます。広範囲に有効です。
冬ざれ氷柱
鋭く尖った巨大なつららを無数に落下させる攻撃技です。
散蓮華
扇子を振り、細かな蓮華の花弁状の氷を発生させます。
結晶ノ御子
童磨型の氷の人形が作られます。氷の人形は童磨と同じ血鬼術を同等の威力で使うことができます。つまりこの技が使われると童磨が2人となったことと同じです。
霧氷・睡蓮菩薩
童磨の大技で、巨大な氷の仏像が登場します。この仏像は対象の全身を一瞬で凍結させる冷気を放つことができます。
【無限城編】
無限城に乗り込んできたしのぶが私の前に現れた。
彼女は姉の仇を討つために激しい憎悪を向けてくるが、私は笑顔でその攻撃をかわし、
「無駄だというのにやり抜く愚かさ これが人間の素晴らしさだ」
と煽った。
しのぶは私の首を切り落とすことができない体格であるため、藤の毒を私の頸に打ち込んできた。
しかし、その毒は私には効果がなく、すぐに回復してみせた。
これが上弦の鬼の力だ。
駆け付けたカナヲの前で、私はしのぶを抱きしめ、全身の骨を砕いて殺害した。
そして、その体を吸い尽くした。
カナヲは衝撃を隠せず、胡蝶姉妹の仇を討つ決意をしていた。しのぶが死に際に残したサインで、カナヲは私の氷を吸ってしまえば戦えなくなることを理解し、私の攻撃を回避しながら戦い続けた。
途中、伊之助も加勢してきた。
しばらくすると、私の体に異変が起こり始めた。
片目が落ち、体が溶けて崩れ始める。
これがしのぶの狙いだったのだ。
彼女は1年かけて藤の花の毒を服用し、自身を毒の塊にしていた。
そして、その毒を私に盛るために、自らの体を捧げたのだ。
その毒の量は致死量の700倍にもなる。
カナヲと伊之助は私の気を引き続け、最終的に私の首を切り落とした。
死に際に私は意識の中でしのぶに出会い、初めて自分が彼女に恋をしていたことに気づいた。
「俺と一緒に地獄へ行かない?」と口説いたが、しのぶは「とっととくたばれ糞野郎」と言い放ち、復讐を果たした。
私の体は完全に消滅した。
童磨は、その冷酷さと無感情の裏に隠された歪んだ「救済」の信念と、教祖としてのカリスマ性です。
敵対者との対話でも常に微笑みを絶やさず、最後に人間らしい感情を垣間見せるその二面性が彼を魅力的にしています。
冷酷かつ無感情な鬼で、教祖として人々を「救済」する歪んだ信念を持つ。
【終わりに】
童磨は、鬼滅の刃の中で非常に特異な存在でありながらも、その歪んだ美学と哲学、そして最後の瞬間における人間らしい感情の垣間見せが、彼の魅力の一端として描かれています。