皆さんに睡眠力を高めていただく前に

こんにちは、まさおです。

今回睡眠力の話の前に、なぜ私が睡眠力を高めてほしいのか知っていただきたいと思い、私の思いを書かせていただきます。


【経歴と睡眠への気付き】

私はある地域で鍼灸師として働いています。

毎日10~20人前後の患者さんを施術し、その時は「すっきりした」「これで痛みなく生活できる」といったうれしい言葉をいただけますが、1週間後にはまた同じような症状で来院される患者さんを診ていると、ふと思う事があります。

「患者さんにもっと言わなければいけない、知っていただきたい事がたくさんあるな」と。

皆さんはご自分の身体の調子は全て身体の柔軟性を上げる、筋力を上げる、運動をするだけで治せると思いますか?

まあ、こんな言い方してますから、当然答えは『NO』なのです。皆さんと同じ生活をしていても肩や腰が痛まない人なんて日本中探せばいくらでもいます。でも、その腰痛・肩こりが出やすい方はなぜか定期的に身体の一部が痛みます。

わかりやすく例をだすと、ぎっくり腰で痛みを出して来院された方に施術をして1週間後には元の生活に戻せた方がいたとします。

しかし、その患者さんは同じように1ヶ月後ぎっくり腰をしてしまうのです。

その後はすぐに回復していき、今度は筋トレやストレッチの説明をします。

しかし、今度は運動のある拍子に痛めてしまいます。

その方の痛めた原因はすべて違いますが、同じようなところの腰を痛めました。

その方はきちんとトレーニングをして痛めた筋肉、周りの筋肉の強化に努めていました。

なぜこのように調子を戻した腰が筋トレをしても、ストレッチをしても何度も痛めてしまうのでしょうか?

私は似たような患者さんを診てきましたが、そのたびにいろいろな事を思いそして一つの共通点を見つけて思うのです。これって睡眠の質では?と。


【医療の怖いところ】

もうひとつ、皆さんに質問があります。

痛みが出た時に「整骨院」「整形外科」どちらに行く事が良いと思いますか?

正解は、【場合による】です。笑

今回も例を出すと、40代の女性の方が四十肩で私のところ(治療院)にいらっしゃいました。
こちらにいらっしゃる前に整形外科で診療してもらったらしく、お医者さんに症状を伝えるとすぐにレントゲンを撮り、またお医者さんに診察してもらうと「あぁ~四十肩だね、年齢からくるものだから安静にしていれば治るよ」と。
薬局で湿布と痛み止めをもらいその時は『その程度で治るんだ』と思い帰ったそうです。
しかし1ヶ月が経っても痛みが引かず、もう一度診察を受けると「本当に休んだの?言うこと聞かないから治らないんだよ」と言われただけだったそうです。

この方の四十肩は本当に『年齢』から来る痛みなのでしょうか?そして『安静』できるのでしょうか??

この四十肩を診断された方は結婚していて子供2人(10歳・5才)、上の子は塾に通い出して今後受験も控えさらにお金がかかる年になります。
下の子も習い事をしていて週末はいつも習い事で外に出かけています。
そのため女性の方は子供たちの習い事の分の家計の足しにするためにスーパーのレジ打ちのパートを週に4回しているそうです。
そのため立ちっぱなしで5時間、右から左にお米やペットボトルの箱など重い物を運ぶときに痛みを我慢しながら運ぶことも多々あり、その時に痛みが出るとのこと。
そして家事で洗濯物を干すときや、下の子と寝ていて寝返りを多く打つそうで、横向きのまま寝返りを打てずにいるときにも痛みが出ていることもあるそうです。

これが診断名ではたった3文字で片づけられてしまう現実のこの女性の症状です。もう一度問いたいです。これは『年齢』からくるもので、『安静』にできるのでしょうか。

私はこのお医者さんが悪いと言いたいわけでもなく、この医療体系に問題がある事を言いたいです。

もしすべての町医者に新患の方がいらっしゃった時に、看護師もしくは理学療法士が医者がする問診の前に事前問診が行われるシステムになっていて、医者がこの事前問診で私が伝えた症状のことを知っていたら薬だけでなく、リハビリ治療を行われていたと思います。

もしこの女性が今回の痛みのことを相談できる医療機関があれば正しい処置を早い段階に行えていたはずです。

この様にまだ医療業界は改善できる点がたくさんあります。
そして生活している方が痛みにおびえることのない安心した生活が送れるようにしていきたいと考えています。
私の力では医療体系の中のすべてを変えることができません。

【睡眠と鍼灸を結びつける運動へ】

私は一時期不眠で悩んでいました。

今思うとあの時は入眠障害だったんだと思いますが、当時はそんなにネットも盛んではなくてネットで何でも調べれば出てくるなんてことはなく、医者に頼るしかありませんでした。

しかし、若気の至りか医者に不眠で診察を受ける事が恥ずかしく感じて病院にいく事が出来ずただ日々が過ぎるのを待っていたように感じます。

そんななか、私は鍼灸に出会います。

自分の治療で出会ったわけでは無く、その時はトレーニング業界に片足突っ込んでいた状態でしたが、将来性を感じず自分一人でもやっていけそうな職業を探しているような気持でいた時に、鍼灸が選択肢にあって「トレーニングよりも自分の身体に悩みを抱えている人の悩みを解決しながら同じ人と長い時間かかわれる仕事がしたいな」と思って鍼灸業界に進む決意をしただけでした。

授業を受けていくにつれて今の自分の身体に足りない部分を言われているようで恥ずかしくなりながら、勉強していく楽しみさえ感じていました。

しかし、まだ睡眠と鍼灸は関わっていません。笑

実は鍼灸の学校に行っていたのが今から15年前なんで、鍼灸学校を卒業して、いろいろな職場に勤めていろいろな体験していろいろな人に出会っていろいろな話を聞いて、睡眠治療を鍼灸でやろうと興味を持ったのは5年位前なんです。そう、最近なんです。

今の私のメンターに合うまではそんなこと1つも思ってなかったんです。

ある時期、私は心も身体もボロボロでその当時の職場を辞めるかどうかまで考えていたほど追い込まれていました。

今思うと早く辞めれば良かったんですが、「今までこんなにこの職場に尽くしたんだ、仕事を何もせず金だけもらえるだけもらってやる」という悪い方向に考えていた時に心のリハビリにいろいろな文献や勉強会に出ていた時に出会いました。

他の人より言葉の一つ一つが自分の傷ついた心に刺さっていき話を聞いていると心が戻ってくる感覚でした。

その時には私の身体は自律神経が乱れて胃は悪くなるわ、肌はボロボロになっていってる最中でしたが、やっと治療をしたいと考えられるようになっていた時期だったので、「せっかくなら自分を治そう」と思い始めて見たら、まあ難しい。笑

自律神経がボロボロの人は他にも悪いところだらけなんで、一筋縄で良くはならない。

そんな時にどうしたら自分の身体を効率よく治せるかと考えた時に自分の睡眠の質の悪さに気付いたんです。

そこからは快進撃!と行きたいですが、なかなか自分に合った睡眠治療と睡眠方法が見つからず、途方にくれながらもいろいろな勉強法を学びながら生活していた時に徐々に身体が好転していくように感じました。

まだまだ身体はボロボロですが、心は前を向いています。今の私は私のように体も心もボロボロになっている人と共に歩んでいける治療家になる為に日々勉強中です。そして私の様な自律神経がボロボロになる前に同じような症状で悩んでいる人を減らすためにも少しでもいいので私のブログで元気な人を増やしたくて定期的に更新しています。

【睡眠で毎日を最高にしていただくため】の活動を多くの方に届くよう、これからも発信していきたいと思います。





同時に皆さんの疑問などあれば受付しております。

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