今回は異世界漫画『異世界のんびり農家』を徹底解説していきます!
もくじ
『異世界のんびり農家』
現代で十年ほど闘病した後に死んだ主人公だが、異世界で若返って蘇生。闘病中の主人公の心の支えはアイドルが農業をするTV番組。異世界での第二の人生、農業をやってみようと思った。よくある異世界転移、内政物? です。大きな山場や谷間は予定していません。
小説家になろうより
【ストーリー】3点
異世界転生時の設定、転生後の流れ、あんまり発展が弱いです。
ただ、万能農機具で作物を耕し、食事し、敵を退治し、仲間を増やしたりして行く行程は面白いです。
しかし、山場はありません。笑
これは作者も言ってますが、山場も谷場も作らない設計なので画期的な形ですが、いざ見ると普通すぎて残念感が強くなります。
やっぱり山場を作るようにしないとダメかな?
【画力】4点
ストーリーは本当に異世界に突如転生した主人公が黙々と異世界で農業と町起こしをやるだけの作品です。
なにか大きな事件があるわけでもなく、事件があっても大事のようにせずただ過ぎ去るようなことにしている作品なんです。
剣康之さんはオリジナル作品を手掛けていて、さすがの画力だなー、と思います。
他の作品も同じような画風で描かれていて徐々に洗練されたものになってます。
原作との相性がいい漫画家さんで、のんびり感が伝わるし一つ一つ丁寧に描かれています。
しかし、バトル系のシーンではあまり迫力が出せてないのがざんねんです。
キャラ画、作画全体もイメージ通りで没入感が高いと思います。
【キャラ】4点
のんびり農業なもので、キャラで場を盛り上げるしかないといってもいい作品ですが、そこまで派手じゃなく普通。
ただのチート能力者の集団という前置きがあるけど、結局主人公が超チートなだけ。
んー、盛り上がりはどこ?笑
キャラも大量に出していますが、それだけな気が。
【能力】5点
異世界転生後の能力は【万能農具】というイメージだけで鍬やスコップ、斧など農具のみに変化させながら畑や木々を開拓させて村を作る上で大事なものになります。
転生先はのちのちわかるのですが、転生先で一番恐ろしい森に転生したようです。
そのため、出てくるモンスターはウサギみたいなモンスターでも凶暴。
たまに出てくるモンスターには槍や鍬で撃退しますが、戦闘シーンは簡素です。
しかも、なぜか野菜や果物をイメージしただけで次の日には種も植えてないのに生えてきます。笑
こんなチート能力だから開拓は楽勝。
しかも、有名な天使や悪魔、ドラゴン族などが仲間になりチートな村の出来上がり。
ここが『異世界のんびり農家』のよきところ。
【展開力】3点
異世界の森に転生した主人公がずっと開拓する話です。
展開がありません。笑
ちょっとずつ他の町や国と貿易を始めますが、展開としてはそのくらい。
子供生まれるエピソードや村で行う武道大会が盛り上がりはしますが、これは展開ではなく日常。
評価しにくいです。
『のんびり』に全振りしてるから、見ててもあわてない‼️笑
【総評】19点
『のんびり』しすぎた転生でなかなか盛り上がらないが、噛んでると味が出るタイプの作品なのではないでしょうか?
アニメ化されて盛り上がってますが、これもきっと『のんびり』過ぎていくだけの日常なんですね。
そこまで話しも広がらないから少し時間をあけて読んでも読める自信があります❗笑
少し画力に助けられてる感じがするけど、みんなはどう?笑
【おすすめしたい人】
私が『異世界のんびり農家』を読んでおすすめしたい人は、【日常系漫画好きな人】です。
なんせ、異世界転生系日常漫画なので。笑
異世界行ったらどの漫画もチートしてちやほやされたいんですよ。
なのに、異世界にいってまで農家をやってすごして、周りには見せびらかさずずっと開拓する日々なんて地味すぎる。
そんな日々が好きな人にはぶっ刺さります❗
ぜひ、『異世界のんびり農家』を読んで毎日を最高の日にしていきましょう🎵