異世界漫画を徹底解説【魔道具師ダリアはうつむかない】編

こんにちは、まさおです。

数年前から『小説家になろうで』というサイトから火が着いた流行りの『異世界転生』ものの漫画化が今スゴく増えてます!!

私もドップリはまりまして(笑)、色々な漫画を読んできたので、それを勝手に品評させていただこうと思ってます!

【評価基準】

前回同様、 ストーリー】【画力】【キャラ】【能力】【展開力】の中で各得点(5点満点)をつけさせていただいて、最後に【総合得点】25点満点で作品を評価させていただきます 。

評価する本【魔道具師ダリアはうつむかない】

作者:甘岸久弥

作画:住川惠

「すまない、ダリヤ。婚約を破棄させてほしい」 結婚前日、目の前の婚約者はそう言った。
前世は会社の激務を我慢し、うつむいたままの過労死。
今世はおとなしくうつむいて、いい妻になろうとして婚約破棄。
ダリヤは決めた。もう、うつむくのはやめる。
頑張って魔導具師の仕事をし、行きたいところに行き、食べたいものを食べ、飲みたいものを飲もう。自分でできる限り、生きたいように生きよう、と。
そんな彼女は、魔物討伐部隊の騎士と出会う。魔導具が好きなダリヤと、魔剣が好きなヴォルフ。
魔導具と魔剣作りに熱中しつつ、飲んで食べて、いろいろと巻き込まれる日々。
生活の便利さのためならば、どんな苦労もいとわぬ魔導具師と、怖さ知らずでひたすら先陣を切る魔物討伐部隊の騎士。恋愛に背を向けたい2人は、いつか恋人になれるのか。※小説家になろうより

【ストーリー】

4点

私は前評判なしに見るようにしていて、今回の【魔道具師ダリアはうつむかない】 もこの漫画は恋愛ものなの?モノづくりものなの?というところから話はスタートしています。

実際は異世界に現代社会の道具を作る『モノづくり系異世界漫画』なのかな?と勝手に解釈しています。

ストーリーもすごく作りこまれていて、異世界といえど悩むところは一緒なんだな、と身近な悩みまで話に盛り込まれていて表現したいことが読者に読みやすい漫画になっています。

そんなところを評価にさせてもらいました。

【画力】

5点

住川先生はもともとファンタジー物の漫画を3作品書かれていて、ファンタジー作品はお手の物。

最初の頃よりとても画力が上がっていて、戦闘シーンの躍動感や小物類の描写なども丁寧に書かれていてこの漫画の世界観が忠実に描かれているんだろうな、と感じさせてくれます。

私は少年誌・青年誌はジャンプ・マガジン・サンデー・ヤンジャンのような王道週刊誌しか見てこなかったので、こんなにも上手に書かれている人がまだ多くいるんだなと、漫画家の層の厚さに驚嘆しました。

実はこの作品、2つの作画がされていて片方は2巻で作品が終わっています。

なので、今回は住川先生の作品のみ評価させていただきます。

【キャラ】

4点

主人公とサブキャラたちのキャラ立ちはもちろんですが、一人一人の個性が日本人離れしてなくこちらとしてもキャラの行動にびっくりすることなく(主人公の元旦那以外)読めて、異世界の日常がスムーズ?平穏?を描けている点を評価させていただきました。

【能力】

4点

異世界ものといえば『チート能力』による無双。しかしこの漫画は『モノづくり系異世界漫画』なのでチート能力は必要なくて、主人公の発想力や着眼点のみで行けてしまいます。この作者の方も当然ご存じなので日常の中で必要な能力を持たせずに一般的な現代の体力のみな点を評価させていただきました。

【展開力】

4点

チート系異世界漫画の弱点は相手が初期から強くて相手を作ることが大変なこと。『モノづくり系異世界漫画』の弱点は作者の発想力が低すぎると話が尻つぼみに面白くなくなります。(これはコ〇ンや金〇一などの謎解き系と同じだと思います。)

この点、この漫画は身近なところからコツコツとモノづくりを始めているので飽きなく読み進められる点を評価させていただきました。

【総合点】

19点

主人公が女性でバトルものではなく日常の話が面白く描かれていますが、箸休めとしてはとても上質ですがこれ単体で見ていくと刺激が足らないかなと感じる点があるようにも感じます。

これは私がバトルものが好きなところもあるので、すべての人の参考にはならないと思いますが、ご理解いただけたらと思います。

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